2010年 10月 01日 ( 1 )

足のひら

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ポッと爪の先に温かさが感じられるようなかたちにしたい、と思いながら足のひらを作っている。

8月に行った三井記念美術館での『奈良の古寺と仏像・會津八一のうたにのせて』、という展覧会で観た仏像が頭に浮かんできた。印象に深く残っているのは秋篠寺のどこか子供のような顔の地蔵菩薩立像(左)で、キユッとむすんだ口元としっかりふんばっている足のひらだ。丸っこい量感のある体を支える足のひらは指先まで生命力が宿っているように見えた。それに対し、法隆寺の観音菩薩立像(夢違観音)(右)は微かに微笑み、広がった衣の下にある可憐な足のひらは、よりいっそう清々しい可愛らしさを感じさせた。

心の中で自分らしいかたちを探している。


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by hirokodoll | 2010-10-01 17:21 | 人形の制作 | Comments(0)