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2008年 04月 11日 ( 1 )

今日出会った絵

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桜の花が風に舞うのを眺めながら、池袋にある『熊谷守一美術館』のギャラリーでやっている日本画家、岡本博さんの個展に行った。

初めてお会いした岡本さんは75歳という年齢を感じさせない軽やかな身のこなしで、次々とみえるお客様の応対をされていた。

岩絵の具で描いた日本画ではなく、墨と限られた色数でいきおいよく仕上げた絵がみずみずしかった。のびやかな線がご本人のお人柄を語っているような気がした。飼っていらっしゃる犬や人物が独特の構図の中に、温かく生き生きと描かれていた。(岡本博さんの個展が調布の『みるめgallery』で5月1日(木)〜13日(火)に開かれます。)

この美術館はJR池袋の西口から歩いて20分くらいのところなのに、周りはとても静かな住宅街で、木の葉が揺れてぶつかりあう音がサラサラと聞こえてくるほどのどかな雰囲気だった。美術館の壁の熊谷守一の蟻の絵が、風景にぴったりとけ込んでいた。守一の絵は厚ぼったい油絵よりも、虫などのデッサンの方がえがいている時の呼吸が感じられて好きだ。壁の高いところには蜂の絵もあった。

帰りに本屋さんで旧ソ連グルジア放浪の画家「ピロスマニ」の画集を見た。ちゃんとした絵の勉強はしたことがなく、たぶん教会の絵などを見ていたのだろうと、言われている謎の多い画家だ。画壇に注目されても放浪してしまい最後は街の片隅に一人倒れているところを見つけられ、今ではお墓がどこにあるのかもわからないらしい。プリミテイブに描かれた絵にシーンと音のない世界が佇んでいるようだった。

d0079147_17193824.gifニコ・ピロスマニ Niko Pirosmaniの画像等の見られるサイト
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by hirokodoll | 2008-04-11 17:07 | 観た展覧会 | Comments(0)