2008年 03月 28日 ( 1 )

リアルとリアリティー

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黄緑色の草が日ごとにたくましさを増し、いろいろな花がほころび始めた。窓からは、気持ちのいい風が入ってくる。

『エコール・ド・シモン人形展』も終わり(いらして下さった方、ほんとうにありがとうございました。)さっそく作りかけていた人形にとりかかった。頭にえがいていたイメージが、逃げていってしまわないうちに。

今まで顔を作っている途中で迷ってくると、写真集の気に入っている子供や仏像の顔を見たりしていた。でも、見ることでかえってはじめのイメージがぼやけてまとまりにくくなっていたような気がしてきた。部分的に形はリアルになっても自分の求めているリアリティーからは遠ざかってしまったのではないか。私の思うリアリティーとは目の前にある現実の形をそのまま作ることではなくて、自分の心の中の想いを形にしたものだ。見るという行為に意識が傾いては、作っているものと自分との親密さが薄くなってしまう。

これからは作っている途中、迷ってもできるだけ何も見ないようにしてみようと思う。その方が自分の中のリアリティーを形にひき出せるかもしれない。目の前の作品との対話を大切に作っていきたい。

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by hirokodoll | 2008-03-28 16:46 | 人形の制作 | Comments(0)