新しい年になって、一ヶ月の半分が過ぎただけで もう梅がほころび始めている。冬晴れの青く澄んだ空に ういういしい
紅が浮かんでいる。
制作中の30 センチの男の子は大まかに手足も出来てきた。いつもの桂の木よりもなかなか固い桂の木だったので、自分の手を怪我しないように気をつけながら慎重にすすめたい。
顔は口元を少し彫ったら印象が変わってきた。目のまわりに手をくわえていなくても口元を変えると雰囲気が、ふっと変わってくるから不思議だ。印象は、はじめとは違っても自分の今の気持ちを重ねて作りたいので、過程 と考えてこれはこれでいいのだと思う。
最後に髪を描いたり 眉毛を描いたり 瞳を描いたりすると またどうなるかわからないところが面白い。