

だいぶ背の高くなった日々草が、先日の台風の後、横に向かって伸びている。
風にゆらゆら揺れながら、葉の一番先へ先へと花を咲かせていっている。
12センチの新しい女の子を作り始めた。
ふわっと柔らかい空気感のある表情を探しながら彫っていった。
どこかで会った事があるような女の子のイメージを心の中に描きながら。
ある程度形が決まってきたら、表情の動きが固くならないうちに思いきって顔を描いてみた。
少しでこぼこしてたり、ざらっとしている部分が表情のみずみずしさに、しっくり重なっていけるように願いながら。
瞳を描くのはいつも緊張する。でもとても面白い。