紫陽花の色が日ごとに変わっていく季節になった。瑞々しいブルーが風に吹かれ、爽やかな気分にしてくれる。
今日は梅雨入り前の貴重ないいお天気になったので、毛糸や生地の整理をしている。気に入ってワクワクしながら衝動買いをしてしまったものの中には、後から考えると、人形の服にするには生地が厚ぼったすぎて、重なる部分が縫いにくくて、使わないまま何年もたっているのがある。毛糸もとても気に入って買ったのに、細いモヘアの繊細で甘いムードが自分の人形にはちょっと似合わなかったり。色じたいは好きなのに人形と合わせてみると彩度がほんのわずか強過ぎるのが気になって、箱の中で眠ったままになっているのがいつの間にか増えてしまった。
何年も前に買ったものを見ていたら、増えてきたのは作りにくいという理由だけではなくて、自分の好みも、少しずつ変わってきているからなのかもしれないと思えた。
これから、作りたいと思うものかどうか、人形を見ながら考えている。