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気になる『子供達』

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時々、思い出しては眺める写真集や本の中に、特に気になる存在の子供達がいる。どの子もなんとなく親しみ深く、しみじみとした懐かしさを感じる。

左上の善膩師童子のちょっと上を見た、いたずらそうなつぶらな目。その下の童子形坐像の穏やかなおっとりとした表情。眠る童子図の赤ちゃんは、すうすうと聞こえてくる寝息にあわせて、おなかがふくらんだり、へこんだりしそうだ。ふっくらとした赤ちゃんの感触まで伝わってくる。

制作された意図はそれぞれ違うけれど、いつ見てもそのひとつひとつの持つ魅力に惹きこまれてしまう。



上段左『善膩師童子 湛慶作 高知・雪蹊寺』

能面『弱法師 慈雲院作 桃山時代』

能面『大喝食 作者不詳 江戸時代初期』

中段左『童形神坐像 鎌倉初期 京都・石清水八幡宮』

中段右『童子形坐像 平安時代 京都・大将軍八神社』

下段『眠る童子図(部分) 長沢蘆雪 東京・宮内庁三の丸尚蔵館』



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by hirokodoll | 2011-11-25 17:14 | 制作の想い | Comments(0)

晩秋

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ここ数日の寒さで、黄色やオレンジ色に綺麗に色ずいていた柿の葉も、だいぶはらはらと落ちてきて、季節が急に冬に近づいてきたような気がする。

制作をすすめていた23センチの女の子の人形をつないでみた。先日かつら屋さんに注文したかつらが出来てくるのが、一ヶ月くらい時間がかかるので、とても待ち遠しい気持ちでいる。



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by hirokodoll | 2011-11-18 17:56 | 人形の制作 | Comments(0)

磨きの途中で顔描き

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冷たい雨の降る中、山茶花の白い花が咲いていた。丸くいくえにも重なった花びらに雨のしずくをのせて、いっそう清らかに見えた。

制作中の女の子の人形は手足を磨いている途中だけれど、顔のイメージがはっきりしていないと、気持ちが落ち着かないので、顔を途中まで描いてみた。久しぶりに女の子だったので始めのうちは可愛らしくならなかったら可哀相と、少し緊張していたけれど、だんだん意識しなくなってきた。

なんとなく女の子になってきたような気がする。

頰やまぶたの柔らかさ、おでこの温かさをかんじながらすすめていきたい。



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by hirokodoll | 2011-11-11 18:41 | 人形の制作 | Comments(0)

女の子の髪

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11月にしては、暖かくて穏やかな陽気が続いている。道の端に春と間違えたタンポポの花が咲いていた。

制作中の女の子の人形を、彫り過ぎて、表情がかたくならないように、と思って磨いてみた。

磨きもだいたいのところで、髪の毛のこともそろそろ考えようと、かつら屋さんからもらった髪の毛の色見本で合いそうな色を探している。時間がたって木の色が濃くなってきた時の肌の色とのバランスはどうだろうと思いながら、以前白いモヘアの原毛を染めておいたのを合わせて質感のかんじもみたりしている。



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by hirokodoll | 2011-11-04 17:27 | 人形の服 | Comments(0)