35㎝くらいの人形を作り始めた。ここのところ小さい人形が続いていたので、ごろんと大きく感じる。左手で押さえるのが大変なので、膝にはさんだり、床に座ったり、立って机の上で彫ったりと、姿勢を変えながら進めている。
全体の量感の流れを追っているところ。作りながら、いつも形の中に見えない芯を感じていたいと思っている。芯が感じられる形には、すとんとしたここちいい安心感がある。構造的に芯のあるしっかりした形なら、部分的にゆがんでいたり左右が違っていても、気にならなかったり、のびやかで、かえって面白く魅力を感じたりすることがある。そんな形を探している。