松飾りをつけた家もふえて、今年もあと残り二日となった。
個展の後、かたずけものをしていたら、あっという間に時間が過ぎた。かたずけながら、自分の心の中も少しずつ整理ができ、今ようやくほっとしている。
毎日、人形に向かい、同じようなことを思い、同じように手を動かしているつもりでも、少しづつ変わっていっているものがあると、個展をして感じた。漠然とあった言葉にできない気持が、人形を展示してみて、何だったのかわかりかけてきた。それは、人形も展示方法もシンプルにすることで、自分の思いがより、つたわるのではないだろうか、ということだった。一体ずつでははっきり感じることができなかった。
これからもじっくりと探しながら制作を続けていきたいと思っている。